天帝教極院 聖訓 257号

国基福禄寿三清上聖:聖訓252号

二〇二一(民国一一〇)年七月十六日
辛丑年六月七日 午の刻 

 不幸も幸福も、その人自身が招くものである,ただ人が自ら招くものであり, 命には後天もあり,先天もあるので,この身が功徳を立てるかどうかにかかっている,奮闘造命し,功徳を積み,「福・禄・寿」が定められる。

 庚子年になってから,新型肺炎の疫情は全世界に難を広げ,疫変となっている,これは世の人が自ら招いているのである。地球はこの機に休養生存し,人類は反省して,生存が圧迫に直面して,生活が困難に直面しているとは言え,一線の生存の機はあり,これから大改造と大変化がある。

 天命救劫使者は目下において,自覚自奮し,制限を受けず,周りに振り回されることなく,試練にあい対し,行動に出て,視野を開拓し,方向をはっきりさせ,着実に進めば,求めなくても福があり,福は自から来る,賜いを求めなくても賜いがあり,みずから降りて来る,寿命を求めなくても,寿命は自ら延びる,これがすなわち自分に対する奮闘であり,一歩進んで自然に対する奮闘,天に対する奮闘となる。

 天照大神:聖訓257号

二〇二一(民国一一〇)年七月十六日
辛丑年六月七日 戌の刻

 天災と人災が頻発しており,地球温暖化による気候の極端な変化は,小は細菌・病毒などの微生物から,大は土石流の突発に至り,予防して応じることができず、平衡を失している。政治・経済活動と人々の生命安全に関係する疫情のつり合いを取ることは,共にあい対し思考しなければならないことである。

 日本は国際間で積極的な行動を取ろうとしており,根本の道は仁と義を興すことにある。「大和」に至る「和」により,大和の魂を取り戻すことは実に一刻の猶予もない。

 天帝教の日本教区同奮は精神力で団結し,天帝教化の宇宙の大道を体して,劫を転ずる機を掌握せよ。

 極初大帝: 聖訓262号

二〇二一(民国一一〇)年七月十七日
辛丑年六月八日 酉の刻 

 新型肺炎病毒は引き続き威力を発し,なお警戒を高めておく必要がある,防疫を強化しなければならない。全世界の気候変異は重大な天災を多く引き起こしており,悪劣な気候は民生を困難に陥れようとしている,浪費を杜絶し,資源を運用しなければならない。

 米・日・中国大陸の領域では天災が一つ一つ現れ,復興基地台湾も試練に直面している,救劫はなお人心浄化を主とし,私心を去り,天理に存し,奮闘を強め,功徳を立て,自分に向かっての奮闘から始め,修身養性し,祈祷し,誦経し,五門の功課を勤めて行ない,積極的に正気を培養して,奮闘救劫し,災難を化減するのである。

雲龍至聖:  聖訓263号        

二〇二一(民国一一〇)年七月十七日
辛丑年六月八日 酉の刻    

 二〇二〇年より始まった全世界的な疫情で,反省すべきことが二つある:未知の恐怖と,人を大とする錯覚である。万物の変異変化は全てその理があり,変異は少から多へ,和から同へ;変化は多から少へ,同に至り名に化す。すなわち自然の演化が相続く理であり,万物は相存じ相続いて一視同仁であり,未知に対しては敬畏に転化して,敬意と誠意があって徳があり,心は寬く平らで和順であり,心は平らで徳と和があるのがすなわち修煉の法である,感情と志が平らかで,心と物によって変わることなく,気が満ちて揺り動かされることなく,自然により運化して,すなわち心は平らで気は和す。

 共同の意念が形成した気は,周囲の空間と大空の中で意識のうずを形成し,その間の万物と性霊和子の転化と改変に影響する,すなわち共同の意識で交流を起こすことによる。

 物事は予め考えておくと成功する,あい対し,解決し,反省し,新たに調整するのは,すなわち再度進化する良機である,心の準備と精神力を作り上げるのが最も良い防護であり,またあい対して,疫情の環境を安定させる生存法則でもある。

三期主宰: 聖訓265号

二〇二一(民国一一〇)年七月二十一日
辛丑年六月十二日 午の刻

 天候異常の連鎖反応は,春劫行運の特徴である,天災が厳しく,防ぐことは難しく,行劫でもあり救劫でもある,これは危機でもあり転機でもあって,春劫の代償である。

 山崩れ・洪水・地震・土石流・酷寒酷熱・豪雨・大火は,天から降って来るものであり,世人の適応能力が試されている,救劫はさらに逼迫しており,人心は「覚世興仁」に向かわなければならない,資源を節約して二酸化炭素排出量を減らし,大自然を保護して,自然に向かって奮闘する,疫情はその一であり,天候はその二であり,経済はその三である,心に善を持ち,人に善をなして,仁を行ない仁を興して,人類の前途を定めるのである。

 

 


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本書は当時のまま校正もしていません。 日本人の持つ大和魂の価値感を呼び起こし、 今後の日本国復興再建に役に立つ提言と確信しております。