天帝教
天帝教とは、この宇宙における最も古い宗教で、古代の中国人が「斎戒沐浴を以て上帝につかう」と言う所の「上帝」つまり広義に言えば神様である。
天帝教の崇め奉っている天帝は、大宇宙の主宰者で地球上の人類が共に信仰している神様でもある。
天帝は宇宙万物を創造した最高無上の源で、宇宙の永遠に変わらない真理を司っている絶対唯一の存在である。
しかも宇宙における物事が変化するという自然律をも支配し、万性万霊が一定の規則に従って生活と修業が行われるように取り計らい、宇宙にある一切の有形無形、有像無像、有情無情の衆生に永遠の調和が得られるように望んでいる神様でもある。
すなわちこれが天帝の真の道である。天帝は宇宙を創造すると同時に宇宙を調和するための教えをたてた。
したがって天帝教の初代教主は、他ならぬ宇宙を主宰する『道統始祖玄穹高上帝』つまり天帝である。
宇宙間で重大な物事や変化が起こる度毎に、天帝は情勢の必要に応じて代表者または使者をその星に降臨派遣して、教えを作らせ、世を救うための布教を行わせている。
そして各時代とも長さは違うが、かなりの年月に渡り異なった環境に応じて各々が異なった処置を取って来たのである。
天帝の派遣した代表は既に五十数代にのぼっているが、五十一代になって始めて地球星に現れた。
これらの代表は聖哲英雄であったり、或は宗教家、或は政治家であったりしたのである。
–五十一代目 天極教教主盤古氏は、身体に神が宿り然も道徳思想に富む開祖であった。
–五十二代目 天源教教主黄帝軒轅氏は天極教の伝統的な道徳を受け継いだ中国文化の天道思想の源である。その道は五代に渡って栄えた。
1. 神徳教主 唐棄
2. 神穆教主 虞舜
3. 明神教主 夏萬
4. 神降教主 周公
5. 文宣教主 孔子
–五十三代目 天釣教主は、道統始祖の勅命を受けて、無形に位し五つの補佐的宗教の教主を統御した。
1、 太上教主
2、 釈迦教主
3、 キリスト教主
4、 マホメット教主
5、 雲龍教主
皆、崇高偉大な宗教家、思想家であった。
– 五十四代目天徳教主 簫昌明は、雲龍教主の教えを受け継いで世を救い、20字真言を作って布教した。
– 五十五代目は天人教である。1942年の冬、天徳教主 簫昌明が中国大陸安徽省の黄山で亡くなられた日に、天帝が勅命を下し、その時西獄華山の白雲峰に隠居していた天徳教の後継者である李極初氏を、天人教主に任命した。
李極初氏は道統を受け継いで五十五代教主となり、天徳の20字真言を以て己を正すと共に人を教化し、聖凡平等、天人大同を研究の目標とした。
– 復興第一代天帝教の教主は、天帝「道統始祖玄穹高上帝」自らで、後継者として天人教主である李極初氏を、初代の首席使者に任命された。
首席使者が亡くなられ、教の綱領に基づいて、この世における最高組織の最高位にある者が最高会議を召集し、3人の候補者を選出して、天帝の決裁を仰ぎ、これによって天帝教を万世に継承するのである。
以上の様な歴史を経て、現在の天帝教がある。すなわち、天帝教は常に天との疎通を図り、地球規模の救済を実行している。故に天帝教同奮(天帝の弟子)は、公明正大・歴代の教主や仙仏に対し、礼節を重んじ修業する事が最も必要とされる。
環境案内
天帝教の三大道場
1、 天曹道場 (鐳力阿道場) 天人の学問を専門に研究するところ。
2、 人曹道場 (天極行宮) 天帝教幹部同奮の教練所。
3、 地曹道場 (天安泰和道場) 地曽の事を専門に司る所。
研修場所は天曹道場 (鐳力阿道場)台湾省南投県魚池郷大雁村山1-12号
鐳力阿道場場内の簡単な説明。
1、 清虚妙境 首席使者の修業及び座禅と生活の場で、お許しがない限り門の出入りはできません。
2、 天人研究総院 無形(神仏)からのメッセージを整理検討する教室。
3、 管理委員会 研修者の宿舎や食事・一般管理。
4、鐳力阿前院 道場に出入りする事を無形に報告する所。3礼して出入りする。
5、鐳力阿道院
現在平らに整地されている所。将来ここへ師尊様の全身を奉安する所。また、将来の極院の事務所ともなります。
天帝教では、神々や霊の事を『無形』と言います。
この小誌はドキュメントであり、フィクションでは有りません。
本書は当時のまま校正もしていません。 日本人の持つ大和魂の価値感を呼び起こし、 今後の日本国復興再建に役に立つ提言と確信しております。