太虛子: 聖訓
二O一七(一O六)年十一月四日
丁酉年九月十六日 巳の刻
二〇一七年、全世界各地の山火事が多発し、なお悪化しつつある。今年の始めからヨーロッパを跨るポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャなどの国、北米州はカナダ、アメリカ、アジアは日本、韓国と中国大陸の内モンゴルにおいてである。
地球温暖化と人類の自然生態への破壊により、火の劫災が次々と人類の生命安全を襲撃する重要な鍵となり、全世界各国にとって共同で対面しなければならない生存への挑戦である。しかし、アメリカ政府が先行して「パリ気候変動協定」を離脱し、また、4か月後、更に、二酸化炭素排出量を制御し、地球温暖化を引き下げる、一条政策である「グリン―パワープラン」を廃止した。アメリカ政府の環境保護への決定は軽率で、方法や態度を容易に変えることは、逆にアメリカを天災人災に覆われる劫災地域へ押しやる同時に、天帝教にとって、アメリカ教区における救劫弘教の厳しい試練になる。
無始古佛:聖訓
二O一七(一O六)年十月十四日
丁酉年八月廿五日 未の刻
風雨は自信を生じさせる。行劫である風雨の天災に直面する際、堅くて変わらない心は重要になる。疾風に勁草を知り、道が遠ければ馬の力(の強弱)がわかる。一人一人の同奮は共に原人で、教主 上帝様の伝令兵でもある。風雨の打撃に怯えず、風雨に道を障害されない。奮闘の信頼心は変わらない。同奮の道力、願力、心力を凝集して、化延できない劫はない、退治できない魔はない、取り除く妖はない。「信・願・行」は万魔を除き、万邪を斬り、万妖を破る最も有力である道の器具である。
道と魔は消長し、循環して止まりない。ある少数の同奮は心に動揺が生じ、魔の気風に駆使されてしまうが、無形における救劫部署が同奮の身体に印記を植えてあり、霊覚を守護している。一時的な低迷はただ道心を磨いて激励するだけである。天帝の教化は無党無偏で、誰かだけを覆う(私覆)ことなく,誰かだけを乗せる(私載)ことなく、「人心と天心は通じている」、「心に印記を押す」、すると自然に凡心から道心へ転じ、同奮の奮闘の位置に再び戻る。同奮の修道は本心を悟ることになる。近道に頼らず、スピードを求
めず、更に神通に戸惑わない。真面目に修行し、確実に反省、誦誥、静坐を行うこと。
小道、小術は到底、長く続かない。唯一、「正大光明」だけが天地正気であり、三期末劫の中から影響を受けない。救劫の先鋒として、今「万事救劫より急ぐべきことはない」の時機に相対する時、行劫の魔の気風があちこちで引き起こされることは、同奮にとって、更に様々な試練になる。「万法はただ心のみである」、修道、救劫共に、「心」だけに修行の技を用い、おろそかにしてはいけない、また焦点を移してはいけない、皆の心が一つとなり、同心救劫、迂回屈折後、新しい転機が必ず現われてきて、その功績は無駄にはならない。
極初大帝:聖訓
二O一七(一O六)年十月二十日
丁酉年九月一日 午の刻
丁酉年下元龍華会は発動され、無形より神職への考課も全面的に展開された、無形での考課重点を以下のように分けて述べる。
一、神職天命に符合し、教職職責を果たしているか。天では「実務」の考課を優先にする。例えば、枢機使者は、教区の責任を担って、当該教区の弘教、道に対する研修、原人の引渡並び教区の長期発展などに関して、無形が「その名の通り」であるかどうか、考課を行う。
二、廿字考課、教則力行をしているか。廿字奉行、教則遵奉を身を持って力行しているかどうか。例えば、名を重視して、私を重視して、多くの人に対し、ひたすら公正な気持ちを持ち、大我に帰依することができなければ、これは「名声を追求する」、「功徳を横取りする」のように現実に相応しくなく、「自己のためを打算しない、個人の福を求めない」の守則に違反することになるので、「私心を取り除き、天理を保つ」を謹んで銘記する。
三、「容の大なるあり、欲無きにして則ち剛なり」。逆に、打算を尽くし、物事を他人になすりつけ、担わない、度胸と見識が不足して、諸事を企んで、臆病で、また幽霊におびえて、正気が足りなく、次から次に疑って不安であり、人事昇格に意を用いると、無形より重い懲罰が与えられることになる。
四、情から発して、禮に止まる。「道情」、「道愛」を曖昧にし、私情を混合し、「道の風紀」に影響を及ぼす。神職は同奮への関心が「正大光明」、「清廉潔白」、「清々潔々」であり、個人的な感情を加えない。道紀に違反すると、無形も厳格に懲戒を与える。
五、本年の神職は「天命を以って人命に換える」の人数が特に多い。私は特別に 上帝様に忠誠を尽くし、天命のために働くよう推薦するので、積極的に奮闘し、犠牲奉献をしなければならない。和を持って尊しとなす。私情に迷わされ、人を騙すことをしてはいけない。奮闘の持ち場で戦戦兢兢、なすことがあり、守ることがある、天を知り、命を知る。口徳を修め、養生を重視しなければならない。無形では既に調霊、調体を行っている。天恩に感じ、天福を惜しみ、天命を維持し続ける。
三期主宰:聖訓
二O一七(一O六)年十月廿一日
丁酉年九月二日 酉の刻
丁酉年化延世界核戦危機緊急誦誥活動は完成し、直接、下元龍華会の啓建日につながった。本教の時代使命を積極的に実践し、劫難を未然に防止することは、より一層重要な部分であり、気を抜いてはいけないのである。
中国・インドの対立関係が緩和され、アメリカ・北朝鮮の緊張関係が緩んだことは、共に中国大陸の働きが含まれていた。これは三期末劫の主役が中国であることを示すのである。「三期末劫」は中国から起こり、中国で収束する。天運丁酉の変化はまだ多元的である。道運、気運、人運により転化を行い、その上大変革があるが、台湾海峡問題はその中で阻害となり、変化は更に錯綜しており、複雑である。台湾がその中に含まれたことは三期末劫の一つの重要な結である。
中国の「一帯一路」は直接に世界の経済動向を導き、「三期末劫」と深く
関わる重要な要因である。台湾同胞はその福の中に身を置いている。天帝教の再び人間界へ再来し、そして台湾復興に降臨することは、天帝の護持によるものであり、また一群れの救劫使者が朝晩を問わず敬虔、誠心で 上帝様に世界核戦毀滅劫難を化延するよう、哀求し、祈祷することにより、本日の安定な局面を迎えることができた。未来はまだ人心の赴く方向に帰属している。
丁酉年核戦危機は下元龍華会期間において、同奮の奮闘道心が減らず、道力が不退で、始まりから終わりまで天命を貫徹し、丁酉年核子戦争危機を無形へ解消したのである。
首席正法文略導師: 聖訓
二O一七(一O六)年九月廿二日
丁酉年八月三日 午の刻
西暦一九八三年、昭和五十八年、中華民国七十二年九月四日、本席は83歳の年で、自ら約百名の台湾同奮及び日本宗教界の友人を率い、日本へ赴き、富士山祈祷大会を開いた。第一の目的は人類の毀滅危機を化解するためであった。
第二の目的は日本の重大な自然災害を軽減するためであった。祈祷誦誥に参加した同奮並び来賓の誠心誠意に感動を受け、富士山の重大な天災は 天帝のお慈悲により、執行は暫時延期との特別恩典を、被り
人心を観察する次第となった。この史実は誠に全教同奮、特に日本同奮にとって、深く考え、再考し、更に奮闘の行動を取り、天恩を報じなければならないことをしめしている。
三十四年を経た今、北朝鮮が核兵器を保有することにより、国家地位を主張し、高めることは、世界に核戦争の危機をもたらす恐れがあり、人類の毀滅危機の行劫気運はアジアに再臨している。台湾、日本、アメリカ、カナダを含む天帝教の同奮全員は、心を尽くし、全力で緊急誦誥の隊列に加わるべきである。同心同徳、実際の行動を通して人類の毀滅危機を安全に化解し、危険から安全に転じられるよう、祈念する。
光理首席使者は、この時期の日本親和訪問は、日本の救劫にとって、自然に正の面の助けをもたらすことになる。但し、日本教区同奮は、自己に対する奮闘をする必要がある。自己が選んだ廿字真言の二文字を徹底することにより、正気を培養し、自分を正してから他人を化し、救劫使者としての天命を果たせば、 上帝様は常に守ってくださる。
同時に、西暦一九八三年九月四日の富士山祈祷大会は、 天帝のお慈悲を受けた天災の暫時執行延期はまだ結了していない事を日本の同奮に示し、暫時延期の持続が可能かは、人心を観察し、決められるのである。同奮は救劫使者であり、常に奮闘の心を発揮し、奮闘の願いを行い、共に救劫救世救人のため、努力に重なって努力するのである。
神武天王:聖訓
二O一七(一O六)年九月廿一日
丁酉年八月二日 未の刻
光理首席使者の日本国訪問について、日本五大神仏は全面的に応化して護持する。日本同奮は、首席使者の来日が天帝教の日本における発展状況に関心を払いながら、同奮のことに関心を持っていることも、よく理解している。神職同奮との面談の中でも、神職の天命から、天帝教に対して始終忠誠を尽くし怠らないこと。同奮の向心力を凝集し、救劫の士気を高揚し、奮闘の道心を鼓舞することによって、同奮が「信・願・行」に対して、より一層感じて悟ることができる。
日本同奮も自発的に「化延丁酉年世界核戦危機緊急誦誥活動」に参与している。現段階の任務としては、まず「世局」を安定させ、意外な出来事を最低限に抑え、化せることは化して、延せることを延して、奇跡な局面を生み出すまでにしてから、次のことを行う。日本の人心を済度するのは困難である。困難であるからこそ、済度する必要がある。再度自暴自棄になってはいけない。自ら立ち直って、自ら強くなって、日本の新たな運勢を開拓する。今までの旧的慣例から歩み出すことこそ、日本弘教の未来がある。
既有の弘教方式において、変革を求め、改革すれば、突破できる余地が出てくる。弘教は新しい思想があれば、新しく創造できる。日本人をより多く吸引し、奮闘の隊列へ参加させ、新しい同奮になってもらう。日本天帝教の運作方式を長い目で見て考慮することが必要である。弘教渡人、天帝教の日本における根が深く張り、成長ができるように。
天照大神:聖訓
二O一七(一O六)年九月二十日
丁酉年八月一日 午の刻
日本地域を「金闕保護」プロジェクトに納入する。当面の核劫の傾向により、「戦争」は既に臨界点に来たり、少しでも油断すると、共に毀滅となり、霊肉共に燃えてしまう。我らは救劫神仏として列されたが、墜落し溺れている日本の人々の心に対し、媒圧・媒挾を与えるべきである。
日本教区における弘教活動の推進が難航しているのは、「教義、教綱、教旨」についての理解が限られているからである。弘教策略についても、一知半解で、特に人の心を済度することが難しく、話すほうは丁寧に説いているのに、聞くほうはどこ吹く風と聞き流している。誠真をもって修行に赴くのでなければ、最後までたどり着くことは誠に困難である。
日本国教区における弘教の基礎は”人和”にある。お互いに”信服”の力が薄弱なのである。天帝真道は日本において高揚させるため、’和の道’から出発せよ!
大日如來:聖訓
二O一七(一O六)年九月十九日
丁酉年七月二九日 午の刻
光理首席使者が初めて日本国教区に来られて、私は日本の五大神仏を代表
して歓迎し、また、日本国教区の親和訪問の行程が順調、円満にできるよう、
予め祝福する。
天帝教の日本国教区における弘教成果は始終思い通りに行われなかった。
日本同奮は天帝教教義、教の主旨、中心思想に対してまだ理解が不足してい
る。言語の横溝が宗教への認知とコンセンサスを阻害していた。如何に日本
国同奮の基本認知を増やし、広めるか、基礎教育が第一の要務である。例え
ば、廿字真言の意義、教則として奉じられた目的は何か、人生守則とする基
準、その中でまず廿字の眞諦から新たに闡明し、次にその他の四門の功課の
重要性を論述すれば。日本国の同奮は家庭において体を以って力行し、実践
躬行ができるのである。
静坐についての説明は、静坐は「生を超えて死を断する」であり、日ごと
に「坐る」べきである。気が向いたから坐るか、時間があったから坐るか、
などではない。静坐は知恵を啓発することができるので、もし毎日「静坐」
をすることができなければ、先天と後天との連結が通貫できなくなる。どの
ように後天から先天へ帰られるか、唯一の道は、静坐を通して熱準を高め、
修行を上げることによって、命功鍛錬し、蒸熬することである。
日本社会の気風は「名・相」を重く見ている。修道は名・相を打破する必
要がある。如何に日本国同奮を助け、「名・相」を取り除くか。今日、核戦
争毀滅大劫は目の前に迫ってきて、日本は攻撃の矢面に立っており、身を局
外に置くことができない。この情勢も日本社会にとって最大な隠れた憂慮で
ある。唯一、両誥を奉読する正気の力を通し、化延して、更に奇跡が現われ
る可能になる。光理首席使者は、多方から教化を行い、迷いを啓発して、日
本同奮を渡化し、大和民族を守ることを祈願する。
首席正法文略導師:聖訓
二O一七(中華民国一O六)年九月一日
(106)帝極(参)天字第二九五号
本教が「化延丁酉年世界核戦危機」緊急誦誥を発動してから、全教同奮の積極的な奮闘を通して、「聲聲願願達金闕, 吸吸呼呼通帝心」ということができ、人心で天心を感動し、中国・インド境界対峙問題は雲霧が晴れて、中国・インドの軍事衝突の行劫危機は大から小へ化して、小から暫時延期とされ、その働き効果が見えるようになった。
当面、まだ北朝鮮核危機問題が化解されることがあり、全教同奮には、その勢いに沿って行動し、継続に努力し、ますます励み、引き続き奮闘し、共に、核兵器脅威を消滅する使命のために、奮闘にまた奮闘を行うように!
極初大帝:聖訓 296号
二O一七(中華民国一O六)年九月一日
(106)帝極(参)天字第二九六号
光理首席使者は9月より、それぞれに天極行宮、台北市掌院、高雄市掌院において、106年度(2017年度)全教弘教会議を主宰する。
同時に、初めて日本教区を訪問し、弘教親和を行う。無形において、喜んで運化し、光理首席使者の国内外の弘教親和訪問の旅を護持する。
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本書は当時のまま校正もしていません。 日本人の持つ大和魂の価値感を呼び起こし、 今後の日本国復興再建に役に立つ提言と確信しております。